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鉄欠乏とは?スポーツとの関係
鉄欠乏とは、
「酸素を運ぶ能力が低下している状態」
です。
特に:
- 女性
- 成長期
- 持久系選手
- 練習量の多い跳躍・短距離選手
で多く見られます。
鉄の役割
鉄は主に:
- ヘモグロビン
- ミオグロビン
- エネルギー産生酵素
などに使われています。
ヘモグロビンとは?
ヘモグロビンは、
赤血球の中にある物質。
役割は:
「酸素を運ぶこと」
です。
つまり鉄不足になると:
- 筋肉
- 脳
- 神経
へ酸素を運びにくくなります。
鉄欠乏の流れ
① 貯蔵鉄低下
まず:
フェリチン低下
が起きます。
この段階では、
まだ貧血ではありません。
しかし:
- 疲れやすい
- パフォーマンス低下
などが出始めます。
② 鉄欠乏性貧血
さらに進むと:
- ヘモグロビン低下
- 酸素運搬能力低下
が起こります。
スポーツへの影響
鉄不足は、
競技力にかなり影響します。
よくある症状
- 疲れやすい
- 息切れ
- 足が重い
- 回復が悪い
- 集中力低下
- 心拍が上がる
- 跳べない
- キレがない
特に多いのが:
「なんか身体が動かない」
という感覚。
女子選手で多い理由
女子選手では:
- 月経
- 成長
- 食事不足
- ダイエット
- 練習量増加
が重なりやすい。
跳躍系でも起こる
高跳びや短距離でも:
- 接地のキレ
- 神経系
- 回復
に影響します。
つまり:
「持久系じゃないから大丈夫」
ではありません。
なぜ運動で鉄が減る?
発汗
汗でも少量失われます。
溶血
接地衝撃によって、
赤血球が壊れることがあります。
ランナーで多い。
炎症
高強度練習では、
鉄吸収が低下する場合もあります。
検査で重要な項目
代表的なのは:
- ヘモグロビン
- フェリチン
特に重要なのはフェリチン。
ヘモグロビン正常でも、
フェリチン低下している選手は少なくありません。
食事で摂る鉄
ヘム鉄(吸収率が高い)
- 赤身肉
- レバー
- カツオ
など。
非ヘム鉄
- ほうれん草
- 大豆
- 海藻
など。
吸収率はやや低め。
吸収を助けるもの
ビタミンC。
例えば:
- 肉+野菜
- 鉄+果物
などは相性が良い。
吸収を妨げるもの
- お茶
- コーヒー
- カルシウム大量摂取
などは、
鉄吸収を下げることがあります。
サプリメントについて
必要になる場合もあります。
ただし:
- 胃腸障害
- 過剰摂取
などもあるため、
血液検査ベース
で考えるのが理想です。
運動生理学的に見ると
鉄不足は、
「エンジン性能低下」
に近い状態。
影響するのは:
- 酸素運搬
- ミトコンドリア機能
- 神経系
- 回復能力
など。
競技者で大事な視点
特に女子選手では、
「根性不足」
ではなく、
実際に:
“酸素を十分に運べていない”
場合があります。
だからこそ:
- 食事
- 睡眠
- 回復
- 血液検査
が非常に重要になります。